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2012年03月13日

リールシートを取り外す専用工具!

少し前の記事の中で、破損してしまった「EGPC-603」のガイドとリールシートを他のロッドに移植する…というお話しをさせてもらいましたが、実は、少しずつではありますが夜な夜なこの作業に取り組んでいます。

両方のガイドを取り外し、クリッブ部のコルクを削り落とし、いざリールシートの取り外し…というところまできて大ブレーキ!
リールシートがエポキシで接着されていて取り外せない…
考えてみれば、10年程前にも同じ試みをして同じトラブルに遭遇してました…
ならば、その際にこの危機を切り抜けた手法を…と言う事で、ホームセンターにて直径16mmのステンレスパイプを購入し、こんな具合に加工してみました。

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今回、移植を試みるEGPC-603のリールシートは、ブランクとリールシートの間にコルクの層が設けられているタイプのもので、要は、接着されているコルクの部分さえ削り取れれば、リールシートとブランクを切り離せるという訳です。

使用方法は、ロッドのエンドキャップ部分をなんとかして取り外した後、リアグリップのコルクをカッターなどで削り取り、その後に、この創作工具をブランクにすっぽり挿入し、回転させながらリールシート内部のコルクをグリグリと削り落とす…といった、かなり地味な作業です。

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この工具、刃先というか先っちょの形状によって大きく作業効率が変わってくるのですが、今回色々と試してみた結果、下の様な形状が最も効率的でした。

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ステンレスパイプの先端を、ヤスリで八等分に切断。
切れ込みは5〜6mm程度。
この切れ込みの右側を斜めに削り、各刃の長い方が外側に向く様に、プライヤーなどで掴みヒネリを入れる。
そして重要なポイントは、一枚おきに「外側、内側、外、内…」と、0.5mm程、根元部分から折り曲げます。
この加工を施す事によって、コルクを大きく削ってくれ、コルクの破片が挟まり難くもなります。
ただ、この折り曲げを過剰にしてしまうと、ブランクやリールシート本体を傷つける恐れがでてきますので、双方の形状を観察しながら適度な量に留める事が必須です。

と…かなり使用範囲の狭い工具のご紹介を延々としてしまいましたが、こんな道具があれば、今回の様に使い慣れたリールシートを他のロッドに移植する事も可能になりますし、一切の装飾を取り外しブランクだけにしたい様な際にも役立つでしょう。
ただ、最近よくある「ブランクが露出しているタイプのリールシート」の場合や「リールシートが直接接着されている場合」などは、この工具を使っても取り外す事はできないでしょう。
あくまでも、リールシート内部にコルクの層があるタイプにしか使えませんのでご了承下さい。

で、この工具の製作コストですが、ステンレスパイプ=280円、両刃ヤスリ=580円の合計860円。
製作時間は、概ね一時間。
リールシートの取り外しには、二時間程の時間が掛かりました。

なかなか同じ様な条件下の作業をする様な方もいないかとは思いますが、こんなチープな方法もあるんだなと、心に仕舞っておいて頂ければ幸いです。
posted by ITO-CHAN at 22:07| Comment(0) | これは便利!