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2012年08月23日

自然ってなんだろう

サッカーの朝練を終え駐車場に車を止めたところ、フェンスの向こうから何やら聞き慣れない音が…
「バリ…バリバリ…バリ…バリバリ…」
音の方向に近づいてみると、一匹のセミがスズメに襲われてる真っ最中。
地面でバタバタしながらスズメの攻撃を躱そうとしているセミ。
「頑張れセミ!」
なんて、心の中でセミを応援し始めた矢先、通りがかりのオジサンがセミを拾い上げ木の幹にそっと返して去って行きました。
「心の優しい人もいるもんだな…」と、その瞬間は救われた様な気分になったのですが、その直後に「やっとエサにありつけたスズメの立場はどうなるの?」なんて疑問が…

自然の摂理で考えるならば、弱肉強食の食物連鎖は言わば当たり前の事。
運悪く鳥に見付かってしまった昆虫が捕食されてしまうのも、ごく自然な出来事でしょう。
そんな観点で考えると、「心優しいオジサン」も「自然の現象を狂わせてしまった自己満足なオジサン」になってしまうのかもしれませんね。

でも、自然ってどういう事なのでしょう。
セミが襲われていたのは大都会の川沿いにある遊歩道での出来事。
桜が植えられそれっぽい並木道にはなっているものの、歩道はこじゃれたブロックで舗装され、とてもじゃないけど自然な環境だとは言えません。
明らかに人間が人間の感覚で手を加えた場所。
「そんなところで生まれ育った生物達は「自然」だと言えるのかな…」
なんか急にそんな事を考えてしまいました。

辞書で「自然」という言葉の意味を調べてみたところ…

● 人為が加わっていない、あるがままの状態、現象。
● 山、川、海など。人工物の少ない環境。
● 人間を除く自然物および生物全般。
● ヒトも含めた天地・宇宙の万物。
● 人災に対置した天災、あるいは人工造成物に対置した天然造成物を考えた場合の、それらを引き起こす主体。
● 意識(意図)しない行動。
● 不思議さ、不可解さを含むと思われる可能性がない事。

だそうで、どんなに自然が少ない場所でも人間を除く生物は「自然」という事になる様ですね。
しかし、「人為が加わってないあるがままの状態・現象」が自然なのは大いに理解できますけど、「人工物の少ない環境」も自然って事になるんですね。
思いっきり人間側の都合の様な気がしますけど、こうでもしておかないと自然な環境なんて無くなっちゃいますからね…

人の手が加わっていない北極の氷ですらも温暖化の影響で溶けてきてるって事を考えれば、自然な様で自然じゃないし…
こんな猛暑が続いてしまう事も、自然じゃ無い様な気がするし…
日頃釣りをしているダム湖も、完全に自然の環境とは言えないし…
そう考えれば、自然という言葉の定義も時の流れと共に在り方が変わってしまっているのかもしれませんね。

ここ数年に起きている現象を考えると、地球もそろそろ限界点が近いのかもしれません。
「自然」という言葉の意味を、そろそろ本気で本来あるべき意味で使える様にしないとですね。
posted by ITO-CHAN at 23:13| Comment(0) | 日記