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2012年09月06日

セアカゴケグモ…

今日、「兵庫県尼崎市で100匹を超える毒蜘蛛が発見された!」なんていうニュースがありましたけど、この毒蜘蛛の正体は、本来日本にいるはずの無いオーストラリアが原産の「セアカゴケグモ」。
でもよくよく調べてみたところ、1995年に大阪で発見された事に始まり、北海道を除く本州・四国・九州・沖縄など多くの地域で既に生息が確認されているみたい。
どういったルートで日本に入って来たのかは分かりませんけど、毒性も高いだけに、小さなお子さんのいる家庭などではちょっと心配なニュースですよね。

実はこの蜘蛛、個人的にはとっても馴染みの深い蜘蛛なんです。
二十数年前、オーストラリアに居住していた頃の話しになるのですが、暇さえあれば外に出て「日本に居ない珍しい生き物はいないか…」そんな気分転換を日常的にしてました。
住んでいたのはシドニー中心部から車で30分ほどの郊外だったんですけど、ワライカワセミ(クッカバラ)やコーキー(別名コッカトゥ/白い大型のオウム)に、カラフルな色のロリキート。
土の中からはブルータングリザードという体長1m程のトカゲが現れたり…
ほんと色んな生き物を目にする事ができました。

そんな中で頻繁に目にしていたのが、話題の「セアカゴケグモ」。
現地では「Red Back Spider(レッドバック)」と呼ばれていました。
この蜘蛛実は、特別な場所を探さなければ見付からない様な事も無く、家の壁とか庭などで簡単に見付けられる最もポピュラーな種類なんです。
日本での様に「見付け次第すぐに駆除を!」なんて雰囲気は全くありませんで、「すぐそこでレッドバックを見たよ!」なんて言っても、「そりゃいるよ、たくさん!」なんて返事しか返ってこない…
もちろんこれは当時の話しで、今では政府が駆除をしている様ですが…

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この蜘蛛、あまり勤勉な感じじゃない性格なのか、網状のきれいな巣を作らず、壁の角とか小さな隙間になんかゴチャゴチャってっていうだらしのない巣を作ります。
持っている毒の強さの割に、意外にも小さな虫を捕食してるんじゃないかと思われます。
人体に影響のある毒(α-ラトロトキシン)を有しているのはメスだけの様ですが、雌雄の見分けはそうとう難しいみたい…
ま、人間に襲いかかってくる様な勇猛果敢なタイプじゃないはずなんで、むやみに近づいたり素手で触ったりしなければ大丈夫だろうと思います。
まあでも、靴の中に潜んでいたりなんて事もあるかもしれませんので…お気をつけ下さい。

余談になりますが、このレッドバックの和名「セアカゴケグモ」の由来ですが…
「強い毒で夫が死んでしまい未亡人(後家)に…」
らしいです。
アメリカでは「(Red Back)Widow Spider」(未亡人蜘蛛)なんて名前で呼ばれているみたい。

この他にも、特定外来生物の第一次指定をされている「クロゴケグモ」「ハイイロゴケグモ」「ジュウサンホシゴケグモ」なんていう「後家シリーズ」が存在してるみたいなんで、とにかく見慣れない蜘蛛には「絶対に近づかない!絶対に触らない!」を心掛けましょう!
  
posted by ITO-CHAN at 23:15| Comment(0) | 日記