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2013年02月12日

宣伝の在り方

  
フィッシングショー関連の仕事を終えてからは、珍しく他業界の仕事をしているのですが、こうして少し釣り業界から離れてみると、業界によって宣伝の捉え方に大きな違いがある事が見えてきたりします。
  
釣り業界での宣伝というと、私の場合は主に動画を扱っている訳ですけれど、業界での動画と言うと「これでもか!これでもか!」なんて雰囲気でバンバン魚を釣って見せる系のものが多いく、クライアント側からの要望が特に多いのもこの手のものだったりします。
  
個人的にもこの類いの動画を多く作ってきている訳で、とかくこれが良いとか悪いとか言いたい訳ではありませんけど「業界全体が、みな同様に右へならえ的な感じで良いだろうか…」なんて疑問を常にどこかで抱いているのは事実かもしれません。
  
釣り番組であれば、当然ながらターゲットである魚が画面に現れない事には、視聴者達を物足り無い気分にさせてしまうでしょう。
もちろん、幻の魚を追う!的な番組であれば、物足り無さも少しは緩和されるでしょうけどね。
  
宣伝の場合、これでもかと魚を見せる事は「釣れる事への説得力」になるのでしょうけど、見ている側が被写体と同じ環境下で釣りをするなんて事は、まず到底無理でしょうからね…
個人的には「あくまでもイメージ」なんて見方しか出来ないんですけど、皆さんはどうなんでしょう?
もちろん、ロッド等の様にアタリの出かたや感度を含め「魚を掛けた事から見て分かる事が多い」様な製品は別の話しですけどね。
  
ルアーなどの宣伝において消費者の一人として個人的に知りたい部分はというと、どんな状況下で必要を感じたかといった製作者の意図だったり、それらを実現するためにどんな工夫が新に加えられているのかだたり、実際に水中ではどんな動きをするのか…なんてところでしょうか。
それと、製作者の人柄というか心意気というか、どういう想いでルアーを作っているのか…もしかしたらそんなところが一番なのかもしれません。
その辺りを知ったところで、興味を持ち自分の釣りに当てはめられれば手にするでしょうし、そうでなければ手にしない…
きっと、どんなに魚を釣って見せられたところで、この部分に関しては何等変わりは無いでしょう。
  
また、実釣動画などで「どんなシチュエーションで…どんなタイミングで…どんなふうに動かして…」なんて事を事細かく説明されてしまうのも、見る側の立場としては、実はあまり好きではありません。
説明されればされる程、自分自身で考える楽しみが減ってしまうんでね…
なんとも微妙なところです。
  
この先、どんなに派手にしてもどんなにカッコ良く作っても、また、どんなにデカイ魚を見せたとしても、そのそれぞれには必ず限界があるんですよね。
あたかも釣れてしまう様なイメージだけを植え付け、妄想も連想もさせてくれない様な動画であれば、一枚の写真と一言のコピーの方が良いのでは…なんて事を、ついつい考えてしまう今日この頃だったりします。
  
そんな中、不意に出会した一つの記事…
KEITECH 林さんが綴っている「FLIP MY MESSEGE Vol.240」なんですけど、読んだ時になんだか自分の想いに近い様な気がして、なんだか少しスッキリしちゃいました!
  
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送り出す製品に絶対の自信があるからこそ出来る事なんでしょうけど、裏を返せばこれが本物である事の証なんじゃないでしょうかね。
  
posted by ITO-CHAN at 23:59| Comment(0) | 日記